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レンゲツツジについて参考にしている資料を掲載します。
(山梨県森林総合研究所様には様々な協力や助言をいただいており感謝申し上げます。)


大石茶屋レンゲツツジ保護・増殖のための育苗・植栽マニュアル
山梨県森林総合研究所 主任技能員 神戸陽一

1 育苗方法

(1) 挿し木苗の生産
 〜泙景罎鮨群蠅固まった頃採集する、その際、一箇所から多数出ているので1/3〜1/2を取る。また、特定の株や地域からのみの採取は避け、なるべく多くの株や地域から採取する。
◆,茲切れるナイフで切口を削る。(葉のついている部分の直下から削る)
 下の葉を取る(1/2〜1/3)、その際茎に傷を付けないように気をつける。最低でも大きい葉を3〜4枚は残す。中心部の小さな葉は数に入れない。△鉢はどちらを先に行ってもよい。
ぁ〜泙景罎硫爾3〜4cmぐらい水につける。その際、葉が水につからないように注意する。
ァ〜淕擇謀した鹿沼土、赤玉土等の細かい土に体積比で2〜3割のピートモスかミズゴケの粉を混ぜる。
Α´イ陵囘擇鯣か育苗箱にいれ水を十分にかけ、挿し穂と同じ太さの穴をあけ穂を挿す。(切口に発根促進剤(ルートン等)をつけても良い。)
А“や育苗箱を直射日光の当らない明るい日陰に置き、市販の苗カバー等で覆う。空中湿度が100%に保たれるように時々霧吹きで霧をかける。ミスト装置のある温室等に置く場合は苗カバー等は不要だが、直射日光は避ける必要がある。
─〕囘擇良縮未乾いたら十分に潅水する。
 越冬は屋外でも可能だが極端に乾燥する場所には置かない。
 発根したものは翌春畑等に植え替える。

(2) 実生苗の生産
 〆鷁明菽爾割れ始めたら採集し育苗箱等に新聞紙等をひき、風通しの良い場所で乾燥させ、ふるい分けする。日向で乾燥させてもかまわない。
◆\坐種子は1g当たり5,000〜6,000粒あるので、苗畑で使用している育苗箱(約48cm×33cm)の大きさなら2g程度で十分であり、6号鉢(径18cm)ならその1/6程度で良い。
 挿木の(1)のイ陵囘擇鰺僂い譴个茲い、表面の1〜2cmはピートモスやミズゴケの粉が無い土を敷き十分に水をかける。
ぁ〕囘擇良縮未剖儖譴房錣鮗き、種子の上に土はかけない。
ァー鏤劼鮗いた後の水やりは底から吸わせる。
Α…昭容光や乾燥を避けるために上を覆うものは、小さい鉢なら曇りガラス等がよい、片方に割り箸等を挟み密閉しない。育苗箱なら同じ物を上に伏せると良い。生えそろったら覆いは外すが以後の乾燥に注意し、しっかり根付くまで水は底から吸わせること。
А‖燭生えすぎた場合は早めに間引く。間引き苗は他の鉢に植えて育成しても良い。
─〕囘擇良縮未乾いたら十分に潅水する。しっかり根付いたら週1回程度液肥をかける。
 越冬については挿木と同様。大きな苗木には、春に育苗箱や畑に植え替える。

(3) 株分、取木の方法
 /△替えの際に株分けが可能である。
◆〆の状態が良くなるようにいくつか分ける。
 植え替えの際に、細長い枝が埋まる様にしておくと発根する。
ぁ,海諒法が最も早く山出し苗が得られるが、長い期間経過後、画一的な個体群のみになってしまう恐れがあるので注意する。

(4) 路地での養苗方法(山取苗、挿木苗、実生苗)
 ‘当たりがよく、水はけもよい場所を選び、1崚たり緩効性化学肥料50〜100g、ピートモス300〜500gを入れ耕転する。
◆〇浬个掘文獣録付)予定株には、植栽の一年くらい前から化学肥料を用いないほうが良いと思われる。
 適当な間隔に植付け、根元に稲藁か落葉等を敷き十分に潅水する。
ぁ,修慮紊盍チ腓垢訃豺腓禄淑に潅水する。
ァ〆の少ない株および山取株、特に日陰の林内から採取した株は、しばらくの間日除けをする必要がある。


2 植栽方法
 /付ける場所の落葉や枯草を取り除く。取り除いた落葉や枯草は植付後に株の周囲に敷くのでまとめておく。
◆/穴を掘る。掘り取った草の根の土を良く落とす。草そのものは、,陵醉奸枯草と同様に植付後に株の周囲に敷くのでまとめておく。
 植付ける。根付けの際完熟腐葉土やピートモス等を植土に混ぜると良い。
ぁヽ元に土をかぶせ根元をやや強く押え(絶対に強く踏みつけない)、取り除いておいた落葉や枯草をのせる。
ァ_椎修任△譴仗紊鬚ける。根付いた後でも、乾燥するようならば水をかけたほうが良い。


3 その他の注意事項
 群生保護のためには下草刈りを今後も続けていく必要はあるが、レンゲツツジの株の周りの背の低い草は残し共存させ、蔓植物や木本植物は取り除くようにすべきである。
 更に可能であれば、秋に株の根元に枯葉や枯草を敷けば良い。(敷く範囲は新植株では植穴を覆う程度、既存の株では半径が株の最大苗高程度に敷くと良い。)
 レンゲツツジでは病虫害は少ないが、コガネムシ類が葉を食べることがあるので、発見したら早めに防除する。また、テッポウムシを予防するためには、株の根元の地面を露出させる必要があるが、地下部が乾燥しないように注意する必要がある。

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